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リビングダイニングの改修

手狭だったリビングダイニングを広くする。

玄関土間をリビングとつなげ広さを確保した。
正面にある腰窓が元々玄関だったところ。


奥の隅の棚はWIFIとインターホン置場。
手前に置いてあるチェストは大工の手作り。(レッドオーク材)

入口の杉框のガラス戸が柔らかい雰囲気で,とても良く部屋にマッチした。
これも大工の手作り。

T邸耐震補強工事

耐震補強の助成金を受けての補強工事を行う。
補強箇所は、1階は14箇所、2階は4箇所。
補強する場所を解体していく。
補強する場所は新しく基礎を設置するため、足元を解体していく。
元の土台より高い位置に足固めを挿入する。
補強する壁は全て、足元を解体して基礎を新設する。
既存の延べ石は撤去する。
延べ石を撤去し、足固めを設置した様子。
基礎は後施工なので、配筋は柱芯からズラしている。
底盤コンクリートを打ったところ。
3方の壁に補強用のベニヤが打ってある。
裏には、筋交いを入れている所もある。
基礎のコンクリートは、空練りのコンクリートを現場で合わせる。
現場検査の様子。

チェストの作成

これからリフォームする予定のリビングに置くチェストを作成する。

木材はレッドオーク。
手前から(天板、底板、側板)
天板と側板の繋ぎは、アリコマを使い、寄せアリとする。
アリコマに肩を付けるのがポイント。
アリコマを天板に差したところ。
右の底板と側板の繋ぎは、メチ入れ、割クサビホゾ差しとする。
形がシンプルなので、広葉樹の木味が引き立つ。
天板を削って出来上がり。

踏み台の作成

バルコニーへ上がる踏み台を作成した。
材料は檜。
クランプで締めながら、クサビを打ち込んでいく。
三段それぞれ角度(転び)が違う。

階段架け替え

勾配のきつい階段を30cmほど伸ばしなだらかにする。

現在の階段は、創建当初からある階段の再利用
長さが足りなくて1段足してある。
新しい側板を設置する。
差し鴨居の長ホゾを切らないように、
ホゾが隠れるように階板を割り付けする。
総杉のきれいな階段になった。
無垢材の階段は時が経つと良い味が出てくる。

脇田アトリエ山荘(建築探訪)

脇田アトリエ山荘の一般公開があったので訪れる。
この山荘は、画家の脇田和さんが芸大の同級生の吉村順三さんに依頼して建てたアトリエ付きの別荘。宙に浮かび、くの字に折れ曲がった居間棟に、長方形のアトリエ棟が付いている。

その居間棟のリビングスペース。
鮮やかな絨毯やソファーの色は脇田さんが選んだそう。
窓辺にはレーモンド事務所で吉村さんと同僚だったジョージ中島さんのラウンジチェアが置かれている。
高さを抑え、庭ととても近い2階。
奥に見えるガラス窓の部屋がアトリエ。
独立キッチン側を見る。
カラマツの船底天井が居間棟全体を覆う。
心地よく囲われたダイニングスペース。
後ろの開口は、建具の上下框が室内から目立たないようになっていたり、
下窓枠に温風の吹き出し溝が仕込まれていたりする。
ここにある全ての要素が響きあって気持ち良さを生み出している。

K邸耐震補強工事

2階の補強

建具だったところに柱を2本と梁を追加し補強壁をつける。
組んである下地は荒壁パネル用の下地。
パネルを張っていく。
荒壁パネルは、補強+左官の下地材としての機能を持つが、
箪笥を並べてしまう壁に左官はもったいないので、板張りとする。
土を塗らなくてもパネルの耐震性能は変わらない。
板を張ったところ。
柱に前もって、板を差し込む小穴 (溝の事) を突いている。
1階は中塗工事。
補強壁以外の白壁はもう仕上がっている。

K邸耐震補強工事

新しく設置する補強壁の下地を編む。

石場建ての家なので、耐力壁は筋交いやベニヤでは無く土壁で補強する。
下地の竹小舞を編んだところ。
表側より荒壁をつけたところ。
荒壁の裏側。
この土が乾いたらこちら側から裏返し塗をする。

K邸耐震補強工事

一旦ストップしていた耐震補強工事を再開する。

足固めを入れ終わり、下地を組んでいく。
畳からフローリングに変える部屋は床下に断熱材を入れてから張っていく。

寝室のリフォーム

照明と電気プレートを付けたら竣工

壁の白い部分と茶色の部分をなるべくスッキリ見せる様
納まりを工夫してある。
カウンターの突き当りの壁は当初は素通しの独立柱だったが、
奥にクローゼットを追加した為、壁を付け
そのおかげでスッキリとした納まりになった。
天井の様子
建具と腰板はローズウッド色、床はダークウォルナットで着色してある。