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1階の下地工事

2階がほぼ出来上がったので1階の内装の下地工事にかかる。

内部足場の高さを、天井工事のしやすい高さに下げる。
こういった微調整には単管足場が向いている。
キッチンは天井の形に変化をつけて、
実際の寸法より体感はゆったり感じる。

2階仕上げ

2階の造作工事が大体終了する。

床、天井、枠は全て杉の無垢材。
壁は漆喰塗でお客さんのDIY!
間仕切り部分は仕切らないときはなるべく
一空間になるように3本の引き込み戸。
壁の漆喰の肌理の粗い塗肌と杉の無垢板とあいまって
とても親し気な、包み込まれるような感じを受ける。

階段室は杉に囲まれてとても良い雰囲気。
少し形を工夫した階段手すりも、
まあまあ握りやすい。
階段手摺の詳細。
手すりは栗材
ブラケットは元玄関框に使われていたケヤキ材

2階下地工事

2階の床が貼れたら、天井、壁と順番に工事を進めていく。

間仕切り壁の下地を起こしたら、天井の下地を組んでいく。
壁下地は胴縁(横の木)仕様。
その後ろのベニヤは耐震補強用のベニヤ。
使う場所の条件によってA-312 A-313などと、下地や釘の種類と間隔が違う。
この家の天井は1階、2階とも全て杉板。
それだけで、とても素敵な空間になる。

2階の床組

新しい階段が掛かり動線が確保できたので、内部足場を組み2階の床組の工事に取り掛かる。

2階床梁を加工するのにちょうどよい高さに内部足場を組む。
これから左から右に通って見える床梁に根太の加工をしていく

2階の床梁に根太を落とし込む掘り込み加工をする。
2階床根太を落とし込む。
根太の成(高さ)は135mm。
この根太を床梁にビスを上下2本ずつ止め床のダワツキを止める。

杉の階段

1階2階の造作を始める前に新しい階段を据える。

親板を加工する。

上がり始めの鉄砲部分
6段目が踊り場

3段廻り部分

踊り場+3段廻りの階段
このプランに納まるまでにいくつかの案があった。

変更申請、補強、屋根替え

解体してみると、計画の変更が必要だった為、変更申請し
その後、工事を進めていく。

南側の縁側の建具を外すと、とても気持ちの良い景色。
本体工事終了後ウッドデッキを作る予定。
柱を抜いたところには補強の枕梁を挿入。
直交して耐力壁用の新しい梁が見える。
2階は昨年末の大雪で折れてしまった屋根の吹き替え工事をする。
新しい垂木は古い垂木より15mmほど大きくする。
2階の床梁が細いので、松丸太の小屋梁より3本の柱で吊っている。
この後2階の床根太も成(高さ)の大きい根太を使い。
総持ちで2階床面の補強をする。

耐震改修&リフォーム工事の着工

耐震改修助成金を受けてのリフォームに着工する。
2間続きの和室の両側が縁側の間取り。
開放的でとても気持ち良い
現在の耐震評点は0.11
リフォーム後の評点は0.74になる予定。
先ずは天井をバラシ、土壁を落としていく。
状態の良くない土壁は筋交いやベニヤに取り換える。
耐震改修はバラしてみないと分からないところも多く、
申請の変更は必ず必要だろう。

2階の天井と小壁をばらした様子。
階段より1階を見る

雪害の対応4

大雪で折れてしまった軒の補修をする。

こういうちょっとした足場には単管足場が大活躍。

雪害の対応3

大雪で折れてしまった軒の補修をする。

このお宅は両軒が折れてしまったため屋根をふきかえることにする。
大きく折れてしまった軒の解体は、手順を間違えると、
一気に落下して2次被害につながるので、
気を付けながら解体する。
破風際の垂木を残し他の垂木は15mm大きく変更する。
重機を使った解体や、大人数での解体は、埃が多く
近所迷惑になるので、1面ずつ進めていく。
板金屋さんは雪害対応で大忙しの為、施工まで少し間が空くかと思い
ルーフィングの上にブルーシートとめくれ防止の土嚢袋で
養生をしておく。
垂木サイズをアップし、瓦葺きから板金葺きに変えたので
建物への負担も大分軽減された。
板金屋さんは大忙しの中、2日後には施工しに来てくれて大助かり。

雪害の対応2

大雪で折れてしまった軒を補修する。

古い垂木を1の母屋で切り、新しい垂木をしたに差し込んでいく。
部分補修なので垂木のサイズはそのまま。
垂木が細いが、垂木下端に軒天を直接貼るので、下からの補強はできないため、
力のかかる軒桁部分は平金物を抱かせて補強する。